プラテーア第66号 弁護士挨拶 髙崎 暢

髙崎 暢

たかさきとおる

73回目の原爆の日を迎えた。長崎の平和式典で、国連のグテレス事務総長は、「長崎を核兵器の惨害を受けた地球上で最後の場所にするよう決意し、皆さんとともに努力する」とあいさつ。内容も行動も歴史的なもの。一方、安倍首相は、広島と同様、核兵器禁止条約に一切ふれず、「核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努める」との意味不明な主張を繰り返し、禁止条約に背を向けた。被爆者を見捨てるとの被爆者の怒りはもっともだ。

7日本政府は、唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約を批准し、世界を非核化に導く責任がある。