―安全保障法案(戦争法案)が国会で論戦中―
弁護士 髙崎 暢
2015年6月12日
憲法審査会に招致された憲法学者3名がそろって「集団的自衛権の行使は憲法違反」と明言した。そして、200人を超える憲法学者が、戦争法案の速やかな廃案を求めて声明を出した。
戦争法案の憲法的菜正当性は根本から崩壊した。
それでも、安倍首相は、強行採決を含めて、対米公約である戦争法案の成立に固執する。
もし、戦争法案が成立すれば、厳然と存在している憲法9条が完全に空文化する。そのことは、この国が法による支配すら打ち捨てることであり、憲法のない国に住むということになる。
随時、戦争法案の内容を解説し、その危険な本質を多くの人に知らせたい。